今まで全ての歯がない場合、10本以上のインプラントを埋入することが一般的でした。このall-on-4 (オールオンフォー)はインプラントを埋入した日に全部の歯が装着できる最新の術式です。
従来のような大がかりな骨造成(骨移植、GBR、上顎洞挙上術)を必要とせず、インプラント義歯を即時機能させる最新の術式です。加えて必要なインプラントの本数が減ることにより、出血・腫れ・痛み・長い治療時間を軽減することができます。
固定式の仮歯の装着まで、1日で行なうことができるAll-on-4。骨の移植なども必要なく、臼歯部にはインプラントを斜めに埋め込むことにより、噛む力をインプラント上に広く均等に配分し、しっかり固定できるため、治療したその日のうちに普通にお食事ができるようになります。
人工歯の部分をインプラントでしっかり固定しているため、口蓋部分の覆いがなくなり、食べ物の食感や味が直に伝わり、おいしく健康的にお食事ができます。また、お食事後も取り外して洗う必要がないので、外出先でのわずらわしさもありません。
通常、すべての歯を失った場合片額で12本の歯を支えるのに8?14本のインプラントを埋め込むのが一般的でした、そのため、手術時間が長くなり、術後の腫れも大きく、身体的な負担がありました。また、費用の面でもインプラントを埋め込む本数が多くなればなるほど高額になるという不安要素もありました。
しかしAll-on-4は骨の状態にもよりますが、最小4本のインプラントですべての人工歯を支えることに成功。術後の腫れや、費用の面での負担を必要最低限に抑えた新しいインプラント治療法です。